本の著者によれば本書籍では、Javaにおけるネットワークプログラミングの基礎知識を提供しているらしいのですが、 普通基礎といえば、ソケットで出力や入力をしておしまいという内容が多いです。 しかし読んでみた感想としては、本書籍は、最初から最後まで読めば、 それだけで実用的なネットワークプログラミングを始めるだけの知識が手に入ります。 本書は13の章で成り立っており、
等で構成されています。 このうちごくごく簡単なネットワークプログラミングであれば、 第3章「TCP-伝送制御プロトコル」を読み終えた段階で可能となりますが、 そこはまだ3章なので、あとの10章が、実戦的なJavaネットワークプログラミングに割かれています。 かといって説明が雑かというとそうでもなく、かなり内容が濃いです。
ただ、Javaの文法については、ちゃんと理解できていないと、ソースを読む段階でJavaの基本仕様がわからないのか、 それともネットワーキングに使用する技術についてわからないのかすらわからなくなってしまう心配はあります。 また、本書籍は、技術の解説だけでなく、各章で登場する技術の必要性についても、きちんと説明されています。 私から見た評価は結構高いです。
ネットワークプログラミングはしたことがないけれど、Javaを言語としてはある程度使うことができている方にオススメです。 例えば、java.lang、java.io、java.utilでよく使うクラス群に関してはすらすらとプログラミングができる、 そしてJavadocの構造を理解して、索引に慣れている必要があります。 あと、一応本書籍の1章と2章で、ネットワークの知識について記述されていますが、 なるべくなら基本情報技術者試験合格レベルのネットワークの知識(これが私のレベルですが)はあったほうが、 ストレスなく読み進めることができます。